気分転換にも効果大!アーティスト・デートの実践例

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アーティスト・デートとは?…”ひとりのお出掛け”を楽しむこと!

アーティスト・デートとは、前回お話ししたモーニングページと同様、

書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」で、著者のジュリア・キャメロン氏が提唱する”創造性の回復”のためのツールです。

続編の「ずっとやりたかったことを、やりなさい。2」にも、アーティスト・デートについて詳しく書かれています。

モーニングページが自分の気持ちをアウトプットするものであることに対して、アーティスト・デートは創造性をインプットするために行う、といった感じですね。

具体的に何をすればいい?

「アーティスト・デート」って、ザックリ言えば、ひとりでお散歩することです。

その場で気の赴くまま、行ったことのない路地裏を通ってみたり、小さなカフェでお茶してみたり、ふと気に入った雑貨を買ってみたり。

何でもいいのです。

友人と楽しく過ごすことも大事なのですが、敏感な気質の人にとっては、誰かと一緒にいるだけでも気を遣いすぎて疲れてしまうなんてこともありますよね。

なので、週に一度はこのアーティスト・デートを取り入れるとよいリフレッシュになりますよ。

どこでやる?

これは、どこでも良いです!

自分の好きな場所、気になった場所、行き当たりばったりで向かうもOKです。

「そんなこと言われても、どこに行くか決められない…」

なんて方もいらっしゃるかもしれません。というか、私がそうです(究極の出不精)。

私個人の感想ですが、こんな場所が特におすすめです。

  • 自然が豊かな場所

  →植物園や公園、河原や海辺、山など。都会でも意外と公園は自然豊かです。

  • 芸術に触れられる場所

  →劇場や映画館、美術館、博物館、図書館など。

  • 人が少ないところ

  →HSPは人混みだと疲れてしまう人が多いので、有名な美術展や人気の水族館などの場合は、平日や朝早くに行く方が良いでしょう。

  •  静かなところ

  →騒音が無い場所。人のざわめきや機械音は避けたいですね。

アーティスト・デートの効果

アーティスト・デートを実際に行った個人的な感覚では、本で書かれているようなインスピレーションを得るだけでなく、ストレス解消にも効果があります。

日常の喧騒から離れることで気分転換になるのですね。

特に私は生き物が好きなので、池や海岸などで小魚やカニなどを見かけると、夢中になって捕まえたり観察したりしています。

そんな風に過ごした一日は、とても満足感に包まれて幸せを感じられるのです。

家族や友人と過ごしてもきっと楽しいに違いありませんが、一人で味わうからこそ、自分と語り合うことが出来るのだと思います。

五感で受け取ったものすべてに対し、感想を共有する相手はそこには自分自身しか居ません。

つまり、自分との対話が存分に出来るということです。

皆さんも、よく一人でお風呂に入っているときとか、個室トイレで一息ついているときなどに突然アイデアが湧いたり何らかの悩みの解決法を思いついたりすることはありませんか?

また、発想などが出てこなくても、一人でそこにいるだけでリラックスできませんか?

アーティスト・デートはまさにその完全版といった立ち位置だと私は思います。

ストレスを解消できるからリラックスできる。

リラックスできるから、感じたものを素直に受け取れる

そこから色々な発想へとつながってゆく。

・・・

アーティスト・デートを行った次の日が憂鬱な出勤日でも、

「昨日の散策は天気も良くて、森林浴もできて癒されたなぁ」

と満足感が心に残ったままリラックスして仕事に取り組めます。

このようにアーティスト・デートは、職場で緊張感や圧迫感を感じやすいHSPや敏感な気質の方にはうってつけです。

アーティスト・デートは、何も無理して遠出する必要はありません。そこがまた負担にならなくて良いですね。

都内でのアーティスト・デート実践例

東京都内では自然と触れ合える場所が無いって?ご安心ください。ちゃんとあります。

以下は、この記事を執筆したつい数日前に、実際に私が行ったアーティスト・デートの体験記です。

思いつきで皇居に行ってみたよ

数日前、折角の晴天なので久しぶりにアーティスト・デートをやってみようと思い立ちました。

ここ最近はずっと新型コロナの影響で、Stay Homeしていましたからね。

その日は元々別の用事で外出していたのですが、帰り際に皇居を見かけて、

「ここにしよう」と決めました。

数年前に友人と行ったとき、芝生のようなものがあったような、無かったような…

そんな曖昧な記憶から、何となく思い付きでふらりと皇居に寄ってみました。

まず受付で手の消毒と荷物検査を済ませます。

皇居って入場無料なんですね。お財布に優しいです。

中に入ると、こじんまりした博物館が見えました。アーティスト・デートにはおあつらえ向きです。

ちょっと警戒しつつも(何に)、勇気を出して入ります。

余談ですが、ここに入るとき初めて「ピッ」って熱はかるやつをやられました。

一瞬で熱を計れるの、すごいですよね。遠目で見た感じ36.3℃くらいでした。この日は中々の猛暑だったので熱が高いのではとハラハラしましたが大丈夫でした。

建物の中に入ると、着物や器、日本画などが飾られていました。

私は生き物の絵を描くことが好きなので、セキレイの銀細工や、鮎や孔雀の絵画が特に気に入りました。

この展覧室は一部屋だけだったので、サクッと見終わることが出来ます。

人も少なかったため、じっくり見れたので既に満足です。

建物から出て、看板の地図を見ながら「二の丸庭園」へ向かいます。

途中、木洩れ日の道を通りました。ザ・森林浴って感じで嬉しくなりました。

小川があったので覗いてみると、なんとホタルらしき虫が。昼なので当然光っていませんでしたが、夜に見れたらきっと幻想的な光景が見れるのでしょうね。

川にはサワガニだったものがいくつか。残念ながら、生きた個体は見つけられませんでしたが、きっと石の下に隠れているのでしょう。

そこからすぐの場所に、菖蒲の花が咲いている池が見えました。

池にはヒレがひらひらした鯉たちが泳いでいました。そういう品種なのでしょうか。優雅な鯉です。

池にはメダカもたくさんいました。あとおそらくウシガエルと思われる、大きなオタマジャクシ。

顔を上げると、高層ビル。そのコントラストがまたインスピレーションを刺激してくれそうです。

水辺の動植物を堪能し尽くしたので場所を移動しました。

途中、フルーティないい香りが漂ってきました。梅です。

梅の木の下には、ピンポン玉くらいのサイズの青梅がたくさん落ちていました。

芝生の上は立入禁止なので梅に近づくことはできませんでしたが、通路の近くまで転がり落ちてきた梅の実を拾いました。

刹那、ゴトリ、と音がしました。梅の実が地面に落ちた音です。

しばし立ち止まり、嗅覚と視覚と聴覚、そして触覚で梅を観察しました。

静かなワクワク感と言いましょうか…私の語彙力ではうまく言い表せず歯がゆいです。

雑な表現ですが「エモい」といったような、久しぶりの感覚でした。

雨の日のおすすめスポット:カフェ

晴れた日なら自然に囲まれた場所へ足を運びたいところですが、雨では中々楽しめないですよね。

もちろん、レインコートを着てアウトドアをするのもおすすめですが…

天気の悪い日なら美術館・博物館や本屋・カフェなどがおすすめです。

私の場合は、カフェで本を読んだりアイデアを手帳に書いたりしてのんびり過ごしています。

個人的には、純喫茶風のカフェが穴場でおすすめです!

スタバなどの有名チェーン店ではどうしても混雑してしまってリラックスできないのですが、本格的な(いわゆるガチな)カフェなら客層も落ち着いた人に絞られるので、ゆったりと穏やかな時間を過ごすことが出来るからです。

純喫茶風なカフェのおすすめ要素は他にもあって、特に「器」が良いのです。

洋風カフェならお洒落で落ち着いた高級感のあるカップ&ソーサー。

和風カフェはわびさびの感じられる茶器。

なんかこう、アーティスティックな気分になれますよ!

器が変わると中の飲み物や食べ物も一層美味しく感じられますし、贅沢なひと時を味わえます。

そして本格的なお店だとこだわりの一杯が飲めるので、純粋に美味しいです。

一方チェーン系のカフェでも、パーソナルスペースが保たれた店舗ならおすすめです。

電源コンセントやWi-Fiがあるお店も多いので、ノートPCやタブレットを使って過ごすこともできますね。

それにチェーン系カフェはやっぱりコスパが良いところも魅力的ですね。

まとめ:アーティスト・デートはアイデア&リフレッシュに効果的!しかも…?!

簡単に言うと一人でゆったり自宅の湯船に浸かってるような状態に加えて、インスピレーションを得られる空間に身を置くような感じです!

え?簡単に言ってないって?

確かに抽象的かもしれません・・・

これはもう、一度試していただきたいです。実際にやってみてください。

最初は行き慣れた場所から始めて、ちょっと知らない曲がり角を曲がってみるとかで全然OKです。

私は少々警戒心が強いらしく、知らない場所に行くのが苦手なので、「全く知らない場所に一人で向かう」というのは基本的にやりたくありません。

もしかしたら、これを読んでいるあなたも、そういったタイプだったりするかもしれませんね。

アーティスト・デートなら、そんな私たちでも「普段見慣れた場所からちょっと一歩出てみる」とか、「普段とちょっと違った何かをやってみる」というきっかけ作りになります。

そういう経験を経ていくにつれ、新しいことに挑戦するハードルが下がります。

アーティスト・デートは、インスピレーションを得ることや日頃のストレスから気分をリフレッシュするだけでなく、行動力を養う効果もあると、実際に体験したうえで私は思います。

早速次の休日、アーティスト・デートを試してみませんか?

オフトゥンに入るのはその後からでも遅くありません。

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