正社員は人事考課があるけど、派遣社員ってないよね
つまり、派遣社員は昇給しない。
正社員なら一年間で何かしらの成果を出すことができれば、
会社:はい、あなたはこの一年間がんばってくれたので、基本給をUPしますね。
と言ってもらえますが、派遣社員ってどうでしょう?そういう制度、基本的にないですよね。
私は今の仕事を始めて一年と数ヶ月が経ちましたが、やっぱりそういう話は向こうからはやってきませんでした。
一年経過したタイミングで、派遣先と派遣元で面談をしていたようですが、特に昇給はしませんでした。
本当はちょっと期待していたんだけどね……
その時は、派遣元から「もっと技術的なスキルを伸ばして、業務内容を変えれば時給が上がる」とは言われました。
私は特に「時給を上げてくれ~!」とは言っていませんでしたが、丁度一年経ったのでそう提案してくれたのでしょう。
受け身のままでは何も変わらない!
派遣先と派遣元との面談の後、派遣会社の担当営業さんから
「お客様からは次はこういう技術的な部分も任せたいと言われたので、スキルアップのために勉強しといてね」
と言われたのですが、それを派遣先の上長に聞いてみたら、、、
今後はこういうスキルを求められているという話を派遣元から伺いましたが、具体的にどんな構想ですか?
上長:え?そういう話は特にないし、導入する予定もないけど…。
ないんかい。
いや、ないんかい。
というわけで、あんまりアテにならないということが分かりました。
これは派遣元が悪いとか派遣先が嘘をついているとかじゃなくて、面談で双方に認識の齟齬があったのだと思います。
自分から働きかけよう。時給UPを交渉してみた!
というわけで、一年経ったところで、自動的に昇給するということはありませんでした。
一年前と比べて、明らかに自分の仕事量が増えているし、自分が入ったことで解決できたことも色々あったのになぁ。
仕事は楽しいものの、少し不満が生まれてしまいました。
これは由々しき問題です。モチベーションが下がってしまいます。
それでは、自分で希望を伝えるしかないですよね。
「自分の力で変えられる部分はちゃんと変えていこう」というのが私の信条です。
何もしないまま「ああなってくれればよかったのに、あの時あの人がああ言ったから…」とか、他人のせいにして愚痴をこぼすだけでは惨めになる一方です。
自分の意思を伝えましょう!
私、こういうの「おこがましいかなぁ」「ワガママで面倒くさい奴だと思われたらいやだなぁ」とか思ってしまうタイプなのですが、
そんなの関係ねえです。だって言う権利があるじゃあないですか。
ちゃんと働いてきて、成果も出している。一年前と同じ時給でも、今の方がパフォーマンスを出せている。
そう確信していたので、交渉することに迷いはありませんでした。
自分の実績をメモに書き起こして、給料アップの交渉をする勇気を固めました。
給料UPのための交渉内容は?
なぜ給料を上げたいのか
派遣元には「仕事の成果」や「貢献できていること」を伝えましょう。
「私はこの一年間でこれだけ成果を上げましたよ」、「これだけお客様に貢献できていますよ」
……といった具体的な成果を派遣元にアピールする必要があります。
自分が派遣元の立場だったら、ただ「一年経ったから給料上げてよ」とだけ言われても困りますよね。
数字を使うとより具体性が出るので、例えば何%経費を削減したとか、月何時間工数削減できたというような書き方で伝えるのがよいと思います。
どのくらい給料を上げたいのか
ここも具体的に伝えた方がよいでしょう。
ただ「給料UPしてください」とだけ伝えても、派遣元からは「どのくらい上げてほしいの?」ってなっちゃいますよね。
上げてほしいなと思っている立場からすると、「MAXまで上げてくれ~!」って思っちゃうかと思うのですが、具体的に言わないと数十円だけしか上がらないかもしれません。
そこで、派遣での昇給の相場を知る必要があります。
私が調べたところ、相場はMAXで100円のようです。
「100円!?少なっ!」
とか思っちゃうかもしれませんが、月給でいうと1万円以上です。
かなりいい金額なので、侮れませんよ。
色んな情報をまとめた感じでは、大体50円くらいは交渉できそうだと思いました。
もちろん、必ずしも給料が上がるとは限らないので、「希望が通ったら良いな」というレベルの心構えでいましょうかね。
私は思い切って相場MAXの「100円」を希望することにしました。
この辺りは自分がどれくらいお客様に貢献できているかによって決めるとよいでしょう。
私はお客様に評価していただけているというエビデンスがあるので、それをアピールポイントとすることにしました。
派遣会社に交渉してみよう!
まず大前提ですが、交渉相手は派遣元(派遣会社)です。
派遣先(お客様)ではないので注意ですね。
※とはいえ、派遣先が支払う契約料金が上がる可能性が高いので、派遣先との信頼関係は大切です。
派遣会社の担当営業さんにメールしましょう。
私は、ちょうど次期契約の更新の意思があるかの確認メールが来たタイミングで、返信と同時に交渉しました。
実績は6つほど、具体例とともに記述しました。
例えば、
「お客様先では以前はこういう設定をしていなかったけど、私が過去のナレッジからこういう提案をしたことで、こんなリスクを無くすことができました」
とか、
「私の提案でこういうツールを導入したことで、工数削減できました」
とか、そんな感じの内容です。
私の性格上、「これ、派遣先にも話がいくとしたら図々しい奴だとか思われちゃうかなー」とか気になってしまいましたが、
もう最後は野となれ山となれです。
誤字脱字確認を終えたら、勢いで「送信」ボタンをタップしました。
あとは気を紛らわすために別の作業に没頭しました。。気になってそわそわしちゃうので。笑
結果は2週間後くらいに来たよ
しばらく音沙汰なしで、結構ソワソワしていました。
職場で、社長が誰かと「給料上げろだ?そんなふざけたことォ…」とかしゃべっている声が聞こえたときは流石にドキッとしましたが。
コロナ関連で色々あるので、恐らく別の人の話でしょう。(そう思いたい)(涙目)
そして2週間ほど経過し、ようやく派遣元の担当営業さんから返信が来ました。
派遣会社:お客様に時給アップの相談をしたところ、快諾いただきました。次期契約より100円アップします。
といった内容でした!
MAXの100円です。流石に100円じゃちょっと難しいかなぁ…と思っていただけに、とても嬉しかったです。
でもここで終わりではないです。
希望を通してくださった営業さんや、快諾してくださったお客様など、関わっている方々のためにも、今後より一層誠意を尽くしていくことが大切ですね。
まあ私は仕事を辞めることが夢なんですけど。
まとめ:やっぱり自分の意見を伝えることは大事だよ
これは前の記事でも言っている通りで。
内向的な性格の人は、どうしても遠慮してしまいがちかと思います。
でも、ワガママとかじゃなく、言う権利があることについてはどんどん言ってみましょう。
何も言わないままで損をした経験から、私は強くおすすめしたいのです。
私は、後悔することが嫌なのです(誰しもそうでしょうけど)。
皆さんにも後悔してほしくないのです。
でも、交渉したことで気まずくなったりでもしたら、言わなきゃよかった…ってなりません?
そう思う人もいるかもしれないので、言いますね。
やらない後悔より、やる後悔!
以上!